定期積立について

~つみたてNISAがそんなにいいのか?~

今流行の?資産運用として、インデックス系の投資信託が大人気です。分散が効いて、長期的な運用に向いており、手数料も安い。それについては全くその通りで、私も資産運用の主力として運用しており、皆さんにもおすすめできます。そのインデックスファンドの買い方ですが、私はスポットで、頃合いを見て買っていますが、定期積立を利用することもできます。いわゆる「定期積立」です。

今改正が議論されているという「つみたてNISA」もこの定期積立なのですが、ちまたではずいぶんいいモノのように取り沙汰され、これを他人にすすめる熱心な信者のような方もいます。だけど、そんなにいいやり方なのでしょうか?

定期積立のメリットとしてよく言われるのは、

・運用益が非課税になること
・少額でコツコツ投資できること
・自動購入なので勝手に購入してくれる
・ドルコスト平均法
・長期で運用すればプラスになりやすい

というものです。確かにウソではないのですが、非課税になることはともかくとして、私にはこれらがそれほどメリットとは思えないのです。

~メリットは確かにあります~

私が思う定期積立のメリットは、「勝手に購入してくれる」ことにつきます。給料から毎月一定額を自動的に抜いて貯金してくれるサービスと同じで、「勝手に」というのは資産を作る考え方としてはとても重要です。イヤでも貯まっていきますから。しかもそれが投資信託であれば勝手に増えていく可能性もあります。この点に関しては大きなメリットだと思います。また、特に初心者の方にとっては、「自動で定額を」積み立ててくれるというシステムはお手軽だと思いますし、少額から始められるということも資産運用に親しみを持つという意味では、メリットと言えるでしょう。

ただ、それ以外の点は「人それぞれ」ではないかと思うのです。以後の考察で、積立投資、特につみたてNISAのよくない点について述べていきます。