投資と保証は分けて考える方がいい
~ 単純なもののほうがわかりやすい ~
前回書いたことを要約すると、冒頭のようなことになります。
資産運用として考えると、貯蓄型の保険は、仕組みが実に複雑なので他の金融資産と比較しづらいのです。ですから保険が必要な場合は、掛け捨て型を選択し、資産として考えるのではなく支出として処理するほうがスッキリします。
だって貯金みたいなものなんですから。
保険部分の手数料を考慮した予定利率は、おそらくその辺の定期預金と変わらないんじゃないかと確信しています。別の記事でも書きましたが、小数点が付けばゼロと同じなのです。
してみると、日本の家計の金融資産の構成として、現金預金が54%、保険年金が28%ということは、多くの方は80%以上の資産を現金預金として保有しているということです。余計なお世話なんだけど将来大丈夫なんでしょうか・・・
~ 保険・年金は貯金と同じ。でも・・・ ~
ただし例外として、かなり昔の高い予定利率で契約した「お宝」を持っている場合は、条件のいい資産運用といえます。30年ぐらい前に契約した保険や年金がある方は、外交さんに予定利率を聞いてみましょう。もしレアものであれば、絶対に解約してはいけません。
ちなみに私は現金預金が20%ぐらいで、その他は株や投資信託などの金融資産です。ちなみに米国では現金預金は13%程度なんだとか。
保険を現金預金と違う資産の運用先だと誤解しないように。それは現金と同じです。