投資信託 2

~ 仮面の下は、株 ~

投資信託はどんな場合に買うか。株の代わりに買うのです。(以下は、主にインデックス型の話)

投資信託は、中身は要するに株です(株でないものもありますけど)。だから個別の株を買えばいいのですが、単位株という制度があるため結構まとまった金額が必要になることが多いのです。すると、複数の銘柄を買うならばますます高額になり、なかなか手を出しにくくなります。また何回にも分けて買うことを考えた時、買える回数がどうしても少なくなってしまいます。

投資信託なら、1万円から買えます(千円の単位で変えるのかは試したことがないので不明です。)。何回にも分けて買っていけるので、取得価格を下げることも期待できます。なにより、それ自体、中身が分散されているような商品なので、1万円からいろいろな銘柄に分散投資しているようなものです。国内、海外など、複数の投資信託を組み合わせると、非常に広い分野への分散が可能になるわけです。

~ 買ったら放置が基本 ~

投資信託は短期の売買には向きません。そもそも上場されている商品ではないので、その時の値段を狙って買うことはできません。海外市場の投資信託に至っては翌日の価格(多分)です。投資信託は、日経平均やS&P500など、連動する指数が上がることによって利益を狙っていく商品ですので、買ったらずっと持っておくのが基本です。資本主義経済においては、経済成長によって指数が上がっていくことがあるべき姿なのです。

個別の株に比べるとどうしても地味な印象がなくはないのですが、少額から始めていけるというのは個人投資家にはうってつけだと思います。また、「買ったまま放っておく」という長期投資の戦術に向くため、仕事で忙しい社会人の方にもオススメです。

手数料はかかりますが、初心者からベテランまで、資産運用の主力となりうる商品です。