家計簿をつけましょう
~ すべては家計簿から始まる ~
今回のテーマは表題が全てです。何かの記事で読んだ記憶だと、日本人(家庭だったか?)の半分以上が家計簿をつけていないのだとか。私の職場でも、奥様である同僚たちが「家計簿つけてないわ~」と喋っているのをたまに聞きますから、あながち間違った記事ではないと思います。
家計簿をつけるのは、資産運用の大前提です。メリットとしては、
1.1ヶ月いくらで生活しているか、一年ではいくらか、そして1年でいくら貯蓄に回せたかがわかる。
2.何の支出が大きいかが「おおまかに」わかる。
ということになります。例の老後2,000万円問題、あれは例のレポートを読めばわかりますが、レポートの本来の趣旨ではないようにマスコミがあおった結果だと思っているのですが、それは置いておいて、その当時、某テレビ番組の視聴者インタビューみたいなコメントで、「老後いくら必要になるのか、きちんと示してもらわないとわからない。」などという困ったコメントが寄せられていました。しかも40代のいい大人のコメントが。
老後いくら必要になるのかなんて、その人がどの程度の生活をして(=1ヶ月いくらで生活して)、どの程度の収入が見込めるかで人それぞれ違う。そんな当たり前のことも考えることができないとは・・・家計簿をつければ、少なくとも生活費がいくら掛かるかはすぐわかります。老後どうなるかわもちろんわかりませんが、とりあえず平均寿命ぐらいまでの年数を1年間の支出に掛ければいくら必要になるかは自分で計算できます。わからないって何がわからないんだか・・・
~ おおまかな記録でいいんです ~
私が子供の頃、母が食卓でレシートを並べて、家計簿をつけながら唸っていたのを思い出します。我が実家では母が家計簿をつけていたのですが、おそらく、1円単位で収支をピッタリ合わせようとしていたのだと思います。もし、今私がその時の母のそばに戻れるなら、「別にピッタリ合わせなくていいんだよ。適当に合っていれば十分だよ。」と声をかけてあげられるでしょう。母は昔、金融系の職場にいたらしく、「銀行(?)では、1円でも合わなければ家に帰れないんだよ」とよく言っていました。
金融機関ではそうでしょう。でも、一般の家庭で、一月の収支をピッタリ合わせる必要は全くありません。極端な話、千円単位とかでもいいと思います。家計簿の目的は、上記1.なのですが、それを1円単位で考えたりしないでしょう?1年間の貯蓄なんて万、あるいは十万円単位ぐらいでしか把握しないはずです。頭とおしりの金額を比べて、完全に一致させる必要はないのです。
つける項目も、大雑把でいいはずです。「食費」「日常雑貨」などなど、細かく分けていくとキリがありません。私の家計簿では、大根も石鹸もビールも「スーパー」という項目に全てぶち込んでいます。レシートの金額をそのまま記載するだけ。「光熱水道費」「通信費」ぐらいは分けて、後は各自のお好みでよく使いそうな項目を分ければいいと思います。私はamazonをよく使うので、その支払は「カード払い」という項目ですべてぶち込んでいます。お酒を買っても本を買っても小物を買っても、全て「カード払い」です。だって細かく分けるとめんどくさいから・・・
~ レシートは乞うてでももらう ~
レシートがないと記録できないので、必ずレシートはもらいます。もらいづらいお店ではしっかり覚えて、家に帰ったらすぐ記録します。もちろん、10円の位を忘れるようなことはよくありますが、そんなの誤差なので気にしません。私はエクセルで簡単な表を作って、8年ぐらい前から付けています。
これにより、1年間でいくらかかるか、年間いくら貯蓄に回せたか、がすぐわかるようになります。