株の買い方 2

いざ、株を買おうとすると、どの株を買っていいのか迷うと思います。いろいろな会社の株があって、それぞれ魅力的に見えるから当然です。しかし、絶対にやってはいけない買い方があります。

~それっぽ見えても、あてになりません

投資関係の雑誌や、最近ならネットで検索すればすぐ出てきますが、いわゆる「おすすめ銘柄」というやつ。あれを信じて買うこと、これは絶対にやってはいけません。記事を読めば、とても魅力的なことがいっぱい書いてあります。買えばすぐにも上がりそうです。でも信じてはいけません。

その記事を書いているのは、書くことを仕事にしている人なのです。彼らは、例えば夕焼けを見たとき、あるときは「夕焼けがきれいだから明日は晴れだ」と言い、またあるときは「夕焼けだけど少し雲があるから明日は雨かもしれない」と言うのです。要するに、書くことが目的なのだから、何にでも理由をつけてどんな記事でも書けるのです。そしてそれが外れたとしても何の責任も取る必要がないのです。

そういう記事を読むと、時として聞いたこともないような銘柄が紹介されています。そりゃそうだ、「トヨタが上がります!」って言うより、「(聞いたこともない会社)がすごいです!」の方が、インパクトがあるから。みんな、トヨタみたいな大企業の株が上がるより、知らない会社の株が上がると聞く方が喜ぶからです。そんな会社の株がポンポン上がってたまりますかいな!

そういういい加減な記事を信じてはいけません。

~結局、大きいことはいいことだ~

では、どうやって選ぶのかというと、これはなかなか難しい。ぶっちゃけ、上がる銘柄がわかるなら苦労しません。よく言われるのは「自分の興味がある会社の株を買いなさい」というやつなのですが、これだって当てずっぽうであることには変わりません。個人的な見解ではありますが、「大企業の株を買う」というのが一番「堅い」のではないかと思っています。

最近、東証の上場区分が変更になりましたが、以前の「二部上場」「店頭公開」のような銘柄は、初心者は手を出さないほうがいいと思います。そういう会社は、確かに今後大化けする可能性はありますが、一般的には財務状況が悪いなど、どうしても「一部上場」の会社と比べて安定性に欠けるのです。大企業の株は大化けする可能性は低いかもしれませんが、会社は安定しています。多くの会社は、私達が死ぬまでに倒産するということはないでしょうし、一時的に株価が落ち込むことがあっても、もとに戻る可能性が高いはずです。今であれば「プライム市場」の中から選びましょう。それでもいっぱいあるんですけどね・・