とりあえず、何か買ってみよう

~ やってみなけりゃ始まらない ~

とりあえず、一口だけ買ってみましょう。

買ってみれば自然と、値動きや、経済のニュースなどが、今までとは違った気持ちで頭に入ってくるようになります。そうすれば色々勉強しようという気になってくる。

だけど買い方にはコツがあります。コツというか、鉄則というか。これだけは間違うと大怪我をします。

それは、投資に回すお金の全額を、一気に使って買ってはいけないということ。どんな本にも書いている、投資の基本です。全部一気に使ってしまうと、その後下がったときにどうすることもできません。上がれば「よかったよかった」それまでのこと、下がったときのことを考えておかなければあとが続きません。

~ 早まってはいけない ~

そうなんだけど、新しいことを始める興奮からか、早くまとまった額を投資したい思いからか、一気に買ってしまう人が大勢いるんです。そこをグッと我慢して少しずつ買うんです。そして繰り返しになりますが、投資に回していいお金を全部使ってはいけません。少し残しておくんです。大昔の投資の指南書には、3分の1で買えと書いてあります。残しておくのは、下がったときに追加で買うためです。これで「取得単価」を下げることができます。それと、残っているお金があれば、下がったときに心を平静に保つことができます。最悪の状態になったときに、「全部なくなった訳じゃないや」という心の余裕です。

少しずつ買っていけば、そのうち必ず大きく育ちます。