分散投資 2

~ 隣の芝生は青いかも ~

特定の株に集中するのではなく、複数の銘柄に分散させるべきということを書きました。株が前提での話なのは、多くの人にとって株が一番やりやすく、リターンも期待できると思うからです。しかし株式投資だけが資産運用ではありません。株以外のものに投資して、投資先の分散を図るという考えもあります。株式と違った原因で上げ下げするものを選び、株以外のリターンを狙い、株価が下がったときにはその損失を他のものでカバーする、という考え方です。

たとえば伝統的?なものとしては債権が考えられます。国債や社債といったものです。円ではなく外貨建のものに分散する考えもあります。もしくは金などもいいかもしれません。定期預金も立派な投資先ですし、不動産という選択肢もあります。

これらのものに分散し、特定の(たとえば株)資産に資金が集中するリスクを回避するのが狙いです。なのですが・・・今これらを書いていて、具体的な投資先を想像すると、リスク回避という目的はともかく、その投資先自体の魅力としては微妙なものが多いかもしれません・・・たとえば外貨建のものは為替のリスクが伴いますし、定期預金は金利がほぼゼロだし、不動産はだれでもできるものでもなく・・・

しかしながらリスクを取らなければ投資になりません。個別の投資先についての考察は別に行うつもりですが、株以外のものにも目を向けて、資産を分散させることは全体としての運用の安定化につながるのです。