貯金について 3

~ 複数口座のすすめ ~

前回、貯金する方法として

1.使うだけ使って残りを貯金する。

2.初めに一定額を貯金に回して、残りで生活する。

ということを書きました。これに関連して、たまたまネットの記事で銀行口座の使い方、みたいなものを見つけたので、私の口座事情とあわせて紹介したいと思います。

その記事によれば、

口座は3つ作る。日常の支払い用、旅行・冠婚葬祭などの特別な支出用、貯金専用、の3つ。給料は日常用に振り込まれ、そこから貯金専用の口座に一定額を振り込み、残った金額で生活する。日常用が黒字になっていればよし。

といったことでした。旅行がなぜ特別支出なのかイマイチわかりませんが、貯金専用の口座を用意してこれに一定額を入れてしまうというのは私の2.の発想と同じで、悪くないやり方だと思います。特別用の口座はなくてもいいように思いますけど、お金を貯めるための口座の利用法だと思います。

ただ一ついただけないのはこの記事、貯金用の口座は利率の高いネット銀行にしましょう、としていたことです。普通の銀行だと利率は0.001%、ネット銀行だと0.1~0.2%、100万円預けて一年で利息10円なんて悲しいじゃないか、ということだったのですが、ネット銀行のそれでも1,000円程度。どちらも同じ、利息はゼロと同じようなものです。なぜ貯金用にのみネット銀行を勧めて、日常用には触れないのか?なぜイコールゼロの利息に触れてその他の使い勝手に触れないのか?

~ ゆうちょからの卒業 ~

というわけで、私の銀行口座を紹介します。

私が使っている口座は2つです(これまで使っていた名残として都銀や地銀、ゆうちょの口座もありますが、メインは2つ。)。具体的に言うと住信SBIネット銀行と楽天銀行です。SBI銀行は給料振込+投資用、楽天銀行は支払い専用です。日常の支払いはほぼクレジットカードかEdy・PayPayなので、それらの支払い口座をすべて楽天銀行にしています。SBI銀行から支払額を楽天銀行に振り込み、その他投資用の口座にも振り込んでいます。現金を殆ど使わないので、ATMに出かけることはほとんどありません。

昔は給料振込の口座としてゆうちょを使っていました。これは、30年ほど前はネット銀行など(たぶん)なく、転勤や出張の際にどこでもATMがあり、しかも無料で使えるゆうちょが断然便利だったからです。その後、投資用としてSBI銀行を使うようになると、ゆうちょのATMから現金をおろし、そのATMでSBI銀行に振り込む、ということをやっていました。ついでにそのときに当座の現金も入手する。

しかしSBI銀行だと(回数制限はありますが)他行振込手数料がかからず、現金引き出しもゆうちょのATMが使えるので、べつにゆうちょを経由しなくてもいいやということで今の形になりました。

~ ナントカとハサミは使いよう ~

実は貯金する方法として2.を強くおすすめしているのですが、私は1.なのです。支払額(生活費)を楽天銀行に振り込んだ残高が貯金・投資になっています。ただし私の場合は、家計簿によって毎月の収支を把握しており、長年の記録によって1.の方法でもほぼ黒字経営できる自信があるため1.なのです。

件の記事の話に戻りますと、その方は貯金専用の口座を用意しており、私は支払専用の口座を用意しているわけです。やや乱暴な結論かもしれませんが、どちらも「ごっちゃの口座」を使っていないということです。これは家計簿に記録するときもやりやすくなりますし、(貯金か支出かの違いはありますが)お金の流れを大まかにつかむことに役立ちます。

銀行口座を利用する際のご参考になれば幸いです。