お金を使う感覚

~ 猿の浅知恵 ~

今日、NHKのニュースを見ていて、高級な自動販売機の売上が好調だという話をしていました。曰く、2,000円の高級なお肉とか、5,000円のキャビアとかの自動販売機で、そのような高級な食材が売れているのだとか。なんでもその自販機、カードだか電子マネーだかで払うこともできるんだとか。

で、利用しているお客にインタビューしていて、そのお客のコメントの趣旨がこれ。

「今財布から2,000円出すのは抵抗があるけど、カードなら大丈夫。」

中国の故事に、朝三暮四というのがあります。確か、猿を飼っている人が、猿どもに「これから、餌を朝3,夜4与える」と言ったら猿どもは怒った。そこで「なら朝4、夜3与えよう」と言ったら猿どもは喜んだ、という故事だったと思う。

すなわち、これこそ猿の浅知恵。かのお客もまさに猿と同レベルなのです。いま財布から出す2,000円と、来月カードで引き落とされる2,000円が同じということに気が付かない。

浅はか

この一言につきます。このような発想では必ず貧乏になります(すごいお金持ちなら話は別ですが・・)。現金だろうがペイペイだろうが同じ価値です。ゆめゆめ忘れることなかれ。

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